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『和名類聚抄』所引『唐韻』探讨

日期:2022年03月25日 编辑:ad201107111759308692 作者:无忧论文网 点击次数:515
论文价格:150元/篇 论文编号:lw202203181050158909 论文字数:38411 所属栏目:日本文学论文
论文地区:中国 论文语种:中文 论文用途:硕士毕业论文 Master Thesis
、『箋注本』を底本に、「唐韻」と「孫愐」「孫愐切韻」の引用頻度を別々に数えた。その結果、『唐韻』の逸文は 433条で、『孫愐』は 25 条で、『孫愐切韵』は 17 条で、合計 475 条である。『和名抄』の引用書の中には、韻書の引用が非常に目立っており、特に『唐韻』の引用頻度は全ての引用典籍の中で最も高いと見られる。
そして、『和名抄』各部の引用した『唐韻』逸文の例数を統計し、調度部の割合が極めて高く、95 例も引用されたことから当時の日本で調度に関する語彙が貧乏であるということが分かる。
それから、その逸文を音注と義注に分けて、中国の切韻系韻書と比較した。『和名抄』所引『唐韻』系逸文の音注と『王韻』での 30 例の内容と比較した。反切上字も反切下字も同じであるのが 15 例であり、全例の半分を占めている。異体字の 2 例を同じである場合に見なすと、その比率は 56.67%となり、総数の半分を超えている。また『和名抄』所引『唐韻』系逸文 252 例の音注と『広韻』での内容と比較した。252 例のうちに、15 例は『広韻』で注されていた音と異なり、全例の 5.95%を占めている。27 例は『広韻』で見つからなく、全例の 10.71%を占めている。残りの 230 例は『広韻』で注されていた音とは全く一致しており、全例の 91.27%を占めている。義注から見ると、『王韻』と一致する例は 24 例で、全例の 36.36%を占めており、『広韻』と一致する例は41 例で、全例の 62.12%を占めている。『和名抄』を編纂する際に底本として参考した材料の性格は、『広韻』とは極めて近いと推測できる。反切用字が全く異なる例を比較すると、6 例のうちに、4 例の反切用字は『広韻』にも出ており、1 例の反切上字は『広韻』から転写される際の誤写だと思われ、1 例は発音が『広韻』と同じであるということが分かる。また、その 6 例の中に 5 例の解釈は『広韻』に探せることができる。『和名抄』と『広韻』を編纂する際に、参照する『唐韻』の底本が異なると推測できる。そして、『和名抄』が編纂される際にその底本として参照したのは『唐韻』ではなく、『広韻』またはその後世の韻書である可能性があり、参照した底本は一つとは限らなく、その後世の韻書からの孫引きがあると推測できる。
参考文献(略)