本文是一篇日语论文,本实践报告书以野田佳彦在早稻田大学的演讲(2012年)为实践对象,在斯科普斯理论的指导下,以其长句、省略表达和日本特有事物的翻译为重点,分析了其翻译方法.
第1章 実践任務の紹介
1.1 実践対象の内容この通訳内容
は早稲田大学における野田佳彦の 2012 年の講演である。野田佳彦氏は 1980 年に早稲田大学政治経済学部を卒業した。2012 年 7 月 22 日に、約 1100 人の学生の前で、当時の日本首相である野田佳彦氏は「野田総理、すべてを語る」と題して大隈講堂で講演が行われた。本講演は首相に至るまでの野田佳彦氏自身の生涯と当時の政治課題という二種類の内容で構成されている。自身の生涯については、政界に入るまでの成長、自分の政治理念などを紹介して、当時の政治課題については、「社会保障と税収の一体改革」をめぐって、少子高齢化の社会段階で、年金、介護保険、健康保険など様々な制度について本人の見解を述べた。
1.2 実践対象の特徴
筆者は本実践対象の特徴を分析したうえで、次のようにまとめた。
(1)長文が多いという特徴がある。実践対象の長文は全文の 30.5%を占めている(詳細は表 3.1 を参照されたい)。また、講演者は長文でたくさんの情報を表すので、長文の内容も複雑なのである。
(2)主語と語尾の省略が多いという特徴がある。実践対象は講演であるので、講演者は場合によって、省略が含まれた文を言った。例えば、「核家族化。」、「少子化。」などである。
(3)政治についての専門用語が数多くあり、これも本実践対象の特徴である。例えば、「日本再生戦略」、「社会保障と税の一体改革」などである。
第 2 章 通訳過程
2.1 通訳前の準備
筆者は通訳する前には、通訳前の準備をした。凌蓉(2015)によると、通訳者は講演のテーマに基づいてネットワークで関係資料を調べて、語彙表を作成する必要がある。[4]筆者はまず、野田佳彦の関連資料を調べて、その生涯と政治的見識についてのことを理解した。例えば、林晓光(2011)は野田佳彦の施政方針、野田内閣の特徴を分析した。張璐玫(2013)は野田佳彦氏の施政方針の再訳報告を書いた。筆者は調べた野田佳彦の施政方針などを参考しネットワークと辞書を利用し、野田佳彦に関する政治の用語と語句を統計し、それらの意味を確認し、次のようにまとめた。
2.2 通訳のプロセス
通訳する際に、時間が短いので、聞きながら原文の意味を明確にする必要がある。そして、訳文を聴衆に理解しやすいことも重要なのである。それ故に、筆者はスコポス理論の指導のもとで、原文の内容を理解した上で適切な通訳方法を用いる。また、凌蓉(2015)によると、通訳者が身につけなければならない技能の一つはメモを取ることである。[6]本講演の中で、長文などのような複雑の内容があるので、筆者はメモを通して、講演者の主な内容を記録した。例えば、数字、講演者の主張などを記録した。それに通訳する際に、ずっと訳文を聴衆に理解させるという目的を覚えていた。
通訳した後、筆者は自分の逐次通訳の録音を繰り返し聴き、原文を書くことで、訳文を校正し、誤訳の有無をチェックした。逐次通訳に存在する問題を見つけてまとめた。例えば、長文の通訳問題、省略表現の通訳問題、日本特有の物事の通訳などである。繰り返し校正した後、最終的に原稿を確定した。
第 3 章 中訳における通訳作業についての問題点及び解決策..............................5
3.1 長文についての通訳.................................6
3.2 省略表現についての通訳............................11
3.3 日本特有の物事についての通訳.....................14
まとめ...................................17
第 3 章 中訳における通訳作業についての問題点及び解決策
3.1 長文についての通訳
通訳する際に、通訳の時間が短い、それに長文の構造が複雑なので、長文の通訳は難点の一つとなっている。本実践対象である講演における長文がたくさんある。聴衆に講演を理解してもらえるように、通訳が順調に進むように、長文を適切に通訳必要がある。従って、筆者は長文の例を考察しながら、通訳実践の過程で現れた長文の通訳方法をまとめてみた。
3.1.1 長文の特徴
本実践対象は多くの長文がある。長文についての先行研究が多いのであるが、長文の定義はまだ統一されていない。『外研社日汉双解学習詞典』によると、長文とは長い文である。[7]武德慶(2012)によると、文章心理学から得られたデータに基づいて、26 字以下は短文であり、43~27 字は中程度であり、44 字以上は長文である(ここでの「字」とは日本語の印刷文字やパソコンの統計文字を指し、通常句読点を含む) 。[8]これによって、本文で分析した長文は句読点を含む 44 字以上の文である。
邢嵐(2015)によると、日本語で主に 7 種類の長文がある。(1)並列、中頓を含む長文。(2)長い修飾文節がある長文。(3)文の中でほかの文を含む長文。(4)挿入語を含む長文。(5)因果、転換、仮定などの関係を含む長文。(6)合用述語を含む長文。(7)たくさんの意味を含む長文。[9]本実践対象である講演の中で、(1)(2)(4)(5)の種類の長文が多い、他の種類の長文が少ない。邢嵐の分類を参考にした上で、本通訳実践素材に出てくる長文を次のようにまとめた。
(1)長い連体修飾語を含む長文である。高烈夫(1993)によると、日本語のある単語、文節、連文節と文は、被修飾語の前に直接連体修飾語として用いることができる。[10]本実践対象の中で、主語や目的語などのを修飾する連体修飾語を含む長文が多い。
(2)転換、因果、目的などの関係を含む長文である。実践対象の中で、多くの長文は「が、けれども、ので、ために」といった転換、因果、目的などの関係を表す助詞を含む。
(3)選択、例などを持つ長文である。「或いは、例えば」などの語で文を挿入することである。本通訳実践素材の中で、このような長文もある。
まとめ
本実践報告書は早稲田大学における野田佳彦の講演(2012 年)を実践対象として、スコポス理論の指導のもとで、その長文、省略表現と日本特有の物事の通訳を重点としてその通訳方法を分析した結果、次のことが分かった。
第一は、通訳する前に、まず講演者の伝えたいことをよく理解した上で、その重点を捉えることが必要である。通訳の時間が短いので、翻訳のようにゆっくり分析する時間がない。特に長文を通訳する際に、通訳者は講演者の意味を理解しないと、通訳が順調に進まない。それ故に、まずその意味を捉えるのが先決条件になる。
第二は、通訳する時に、講演者と視聴者の文化背景が違った場合には、通訳者は講演者の伝えることをよく理解したうえで、視聴者が理解しやすいように、分かり易く視聴者の文化に合うように訳さなければならない。特に日本特有の物事を通訳する際に、このことに注意したほうが良いと考える。
第三は、日本語には多くの省略表現や特有の物事があるために、変訳、増訳、分訳など適切な方法を用いる必要がある。例えば、中日両言語の文法構造が違うため、省略内容を正しく通訳しなければ、視聴者が理解できない。そこで、省略された内容を通訳する際に、原文に潜んでいる内容を付加する必要がある。